ウェルビーイング写真とは。
出会いを大切にし、出会った人の笑顔をカメラで引き出す。
その喜びの瞬間を捉えて、心を開かせていく。
そういった写真です。
人が輝く瞬間をカメラで捉えることができれば、
自分自身の素敵な姿に気づくことができると思うのです。
「あぁ、わたし、いい顔しているなぁ!」と
自分自身を好きになるキッカケの種まきをしているようなもの。
なぜ私が写真家になろうとしたのかをお話ししたいと思います。
【オヤジの残してくれたカメラレンズ一式との再会】
2年前にさいたま市から福岡(糸島)へと単身赴任になりました。
実家は福岡県北九州市にあり、約40年ぶりのUターンです。
一人で住むオカン(90歳で現役の美容師)とオヤジ(髪結の亭主)。
オヤジは地元で写真クラブを立ち上げ、仲間に慕われ活動していたカメラマン。
オヤジは3年前から施設で暮らしてます。
実家の誰もいない暗室を久しぶりに覗くと、
多くの作品とフィルムカメラ、レンズが眠ったままでした。
写真に興味のないオカンと近くに住む姉に相談すると
「不要だから処分すれば?」という返答。
もし手放すと、ふたたび手にいれることは困難。
どうすべきか悩む日々でした。
始めて手にしたデジタル一眼レフカメラはNikon D80。
サッカーを始めた息子たちを撮影するために購入。
綺麗な写真に自らも感動、当時は父兄仲間に毎週配信し喜ばれました。
それから約10年間、一眼レフを購入する機会もなく、
スマホでそこそこの写真も撮れるので満足していました。
【写真家になる出会いと決意】
写真を再開するキッカケをくれたのが、友人が2年前に開催したワークショップ。
『人生の羅針盤』として、想い・願い・価値観を言葉にしてくれます。
プロセスでの感覚を思い出させる風景など、元気づけてくれる写真を選び
その写真に言葉をのせ、フォトスタンドにして届けてくれるのです。
1年前、その友人が糸島に遊びに来てくれ、写真について語り合ううちに
「オヤジさんのカメラを、いばビンが受け継げば良いだけだよ」
その一言でスイッチが入りました。
そのタイミングで、パラスポーツを通じて親しくしていたパラキート松本さんが
ビジネスプロフィールカメラマン宣言!
マッキーの講座の案内が目に留まり、気づいたら講座を受ける事に。
2024年の正月に、オヤジとの面会。
オヤジのカメラを使って写真の勉強をはじめたこと
マッキーマジックで撮影した写真を見せて
「カメラを受け継いで使わせてもらうよ」
と伝えたところ首を縦に振ってくれました。
その一週間後、オヤジは永眠しました。
無断でカメラを使うことに負い目もあったので
しっかりと受け継ぐ意思を伝えることができ
晴れやかな気持ちで写真家宣言できました。
【マッキーマジックとの出会い】
様々なテクニックを学べた事が一番です。
一瞬で笑顔を引き出すテクニックを更に身につけたいと感じています。
オヤジ&マッキーマジック合わせて、
ひととヒトとのつながりを今までの経験も活かしながら、写真に込めて届けたい。
そんな想いをマッキーマジックの中で改めて気づきました。
受講中の4ヶ月はビジネスプロフィール写真だけではなく
福岡〜横浜のスナップ写真や飛行機撮影など
様々なシーンで写真と真剣に向き合う事ができました。
オヤジのカメラと、マッキーマジックで身につけたテクニック。
海と山に囲まれた自然豊かな糸島を背景に
最高の一枚をお届けするつもりです!
✳︎2024年GWは映画『ドライブマイカー』の舞台、呉市の孤島、大前下島『FINd YOUr COMPASs』仲間との再会に合わせて撮影会をスタート。広島、島根、山口で出会った方々に声がけし、『1週間の笑顔で繋ぐ写真旅』を決行しました。